富士山。日本人の心の故郷とも言える、この山を初めて間近で見た日のことを忘れることはないだろう。

桜の枝越しに見える、雪を頂いた完璧な円錐形。その姿は、写真で見るよりもはるかに荘厳で、美しかった。

聖なる山

古来より、富士山は信仰の対象だった。多くの人々がこの山に登り、祈りを捧げてきた。

なぜ人は山に登るのか。そこに山があるから、という有名な言葉があるが、それだけではない。

山は私たちに、自分自身と向き合う機会を与えてくれる。日常から離れ、自然の中に身を置くことで、本当に大切なものが見えてくる。

永遠の象徴

富士山は何千年も前から、同じ場所に立っている。人間の一生など、この山の歴史からすれば一瞬に過ぎない。

しかし、その一瞬を生きる私たちにとって、この山が与えてくれる感動は、永遠に心に残る。

桜は散り、季節は移ろう。しかし富士山は変わらずそこにある。その姿は、私たちに生きる力を与えてくれる。